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株式会社日本総合研究所 創発戦略センター 副主任研究員
赤石和幸さん (第二回・プライベート篇)

業界探訪インタビューの第三弾は、大手シンクタンク、日本総研の赤石さんの巻、その二です。赤石さんは入社八年目、その間一貫して環境分野で活躍して来られました。リサイクル・ピアと仕事上で直接の関わりはないのですが、広い意味での同じ環境業界に身を置く同志としての交際があります。ご多忙中、出張の合間にインタビューをお願いしたのですが、笑い声の絶えない雰囲気の中、熱い語りをたっぷりと伺うことができましたので、三回に分けてお送りいたします。第一回・仕事篇に続き、今回の分では、学生時代や、プライベートライフについてうかがいました。

第二回:プライベート篇 〜 自分でリスクを!

もともと大学ではどのような勉強をしていたのですか?

もともとは雨の研究をしていました。理系です。大学の時は土木で、大学院では環境学という新しい専攻科目だったんです。怪しげな名前ですが、雲物理というのをやりました。最初は、うちのホラ吹きの教授に「君は天変地異を操りたくないか?これからは天変地異を操る奴が世界を制する」とか言われまして、すっかりだまされまして(笑)。そこでやったのは、人工的に雲を作らせて人工的に雨をふらす、人工降雨だったんです。日本も中国も、一年間全く雨がふらなければ国が滅びますよね。一方で、一年中雨が降っても滅びます。こういったことのコントロールは、理論上はできるんです。今実は中国もやっています。

オリンピックの時に話題になってましたね?

そうです、あの研究をやっていました。大学の時はそれで、釜石の鉱山の竪坑で、下からいろんなものを撒いて、何が雲を作りやすいか、とか、こうやったら制御できるか、とか、そういうことをやっていました。でもひどい話で。そんなとこ誰もいかないわけですよ。そこに一ヶ月とかいるわけです、釜石の縦穴に(笑)。先生のホラに乗せられた純朴な学生が夢を見て行ったら、実は縦穴でヘルメットをかぶって一ヶ月こもってる、ということだったわけです。

それで地道な作業には夢が必要だと悟ったわけですね?

はは、いいまとめですね(笑)。大学院の時は、雨を降らせる粒子の研究をしていました。日本の場合にはほとんど海洋から来るんです。海から来る塩っ気とか、海の飛沫、サルファー系なんですけど、それが日本の場合かなり雨の原因になります。雨は、湿気がたまるだけでは降らないんです。湿気がそういう核にくっついて、重くなって落ちてくるわけです。ただ、人工降雨をやり過ぎると、大気のバランスが崩れるということもありますので、国際的には深刻な問題になる可能性もあります。[写真はイメージ画像です]

学問の道を選ばずに、就職したのは?

現象を分析してても、一方で環境破壊とかどんどん進んでるじゃないですか。結局、現象を分析するタイムスケジュールと、環境破壊のスピードを比べると、後者が圧倒的に速い。そう考えると、分析をしてても追いつかないな、と思ったんです。だから、破壊されているものを抑制するようなことを、自分としてやるべきじゃないか、と考えました。その時に、第三者的に発言するんじゃなくて、小さくてもいいから自分で何か形にして、それが環境への負荷を軽減するようなものであって、かつ持続的なものであって、経済的にも価値を生み出す、そういうものを是非作りたいな、と熱い思いを持った若造が、日本総研の門をたたいたわけです(笑)。

就職活動の時、どんなことを感じましたか?

他の会社も受けたのですが、どうも第三者的なんです。コメンテーターみたいに計画を作って、あとは誰かやれば?みたいなスタンスだったので、それに怒りを覚えたんです。無責任なのはいけない、自分が自らリスクをとって発言するような人じゃないと世の中に対して意味がないなあ、と思いました。それで、すぐは無理にしても、十年後、自分もそういうことのできる人間になりたい、と目標を立てたのですけど、今入社八年目なのであと二年しかないんです(笑)。ヤバい、十五年に延長しようかって(笑)。

ご結婚の予定もあると伺いました。万事計画的なタイプですか?

そんなことはありません。年末に、一年の悪さを反省しようと、お寺に行ったんですが、今年の坊さんの話は、左手の効用という話で。だいたい、悪さをするのは右手だって言うわけです。なぜ人がこうやってお祈りをするか、それは自分の心の前で、左手で右手を抑えているのだ、と、そういう話をされてなるほどと思いまして。君も左手になるような女性を探しなさい、と言われて、ま、そろそろかな、とか、いえ、あはは(笑) [写真はイメージ画像です]

今まで順調な人生ですよね。 ピンチはなかったんでしょうか?

大きいピンチはないのかも知れませんが、小さいのはたくさんありますよ。大学の入試もストレートで一応入ったんですが、11校くらい受けたら10連敗した後、最後のところでまぐれ当たりで引っかかりました。大学院に進学する時も、たまたま新設の専攻だったので、ちょうど院の試験が終わって、進路が決まっていた段階の試験だったんです。だから受ける人が少なくて。受けたらまんまと合格しまして。

土壇場に強いんじゃないですか?

そうかもしれません。日本総研に入る時も、他の学生が就職活動している間、三ヶ月くらいずっと太平洋のど真ん中で船に乗っていたんです。大気観測で、大気の微粒子の測定とかやってたんです。それで困って、船からインマルサットでエントリーシートを送って(笑)。船から降りてすぐ試験を受けて、ぎりぎりセーフでした。ぎりぎりセーフな人生ですよ、ほんとはあまり計画性とかないんですよ。

逆にヤッター!とか、感動した、とかそういう経験は?

負けず嫌いで、テニスとかで試合に勝つと嬉しいですね。自分のプレースタイルは、形より気持ちで持っていくタイプで。気持ちが入って勝つのが好きなんです。逆に、気持ちが入らないと自分で見てもだらしないんですが(笑)。あと、海外旅行行く時に、ほとんどプランを立てないで、行く国くらいしか決めないんです。で、現地でなんとかしていく、というのが小さな喜びです。感動は小さいのが多いですね。

モットーみたいのはありますか?

大学から大学院へ行く時に先生に「お前は要領のいい奴だな」って言われたんですよ。そのことが、後々自分の中ですごく引っかかっていました。日本総研に入って教わった言葉なんですが、「unfinished business (やり残した仕事)」というのがあります。壁にぶつかった時、都合よくというか、要領よく壁から逃げてしまうと、また同じ壁にぶつかる、と。だから逆に、やるべきものを決めたら、同じ壁にまたぶつからないように、最後までやり遂げないといけない、ということを最近よく考えます。今ですと、コンソーシアムから会社を作って、会社が独り立ちするところまでやる、ということですね。自分なんか課題だらけの人間なんで、それを、さっきの左手じゃないですが、自分でコントロールしながら、クリアすることを着実にやっていかなくちゃいけないかな、と思っています。

なかなかまねできないことですよ。堅実ですね!

いやあ、ゴミ業界の人と飲んで語り合ったり、金沢で芸者遊びさせてもらったり、そんな感じですよ(笑)。

[2009/04 - 第三回・メッセージ篇に続く]

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